お散歩もりの

表彰台に立ってみたいという夢を追いかけて、オートバイ初心者があれこれするドキュメンタリーブログです。その他、観光情報や日常雑記も発信しています。

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オートバイに乗るきっかけ

ぼくは元々、オートバイに興味がありませんでした。なので、普通自動車免許しか持っていなかったのですが、とある故人のガレージで、主人の帰りを待ち続けているバイクに出会いました。なんて大きなバイクだろうと、しばらく眺めているとあることに気がつきました。なにやら車両からいくつもの線が伸びていてよくわからない機械に繋がっていたのです。ぼくにはその光景がドキュメント番組で見たことのある病院の一室のように思えました。その時、とても悲しい気持ちになりました。バイクはSUZUKIの「GSX1400」という名前でした。若くして癌で亡くなられた主人が一人息子の為に残したバイクです。その日から、どうしたらあのバイクを動かせるのだろうと毎日考えるようになりました。ラジオではそのようなお話をしています。

 

【2021年2月24日 放送内容】

静かな森の、木漏れ日の中で。

もりの独り言。

 

こんばんは。もりのいぶきです。暖かくなってきましたね。もう春も近いと思います。ご存知だとは思いますが、ぼくはオートバイが好きです。ちょっと目を離すとふらふらと当てのない旅をします。バイクを運転していると、嫌なこととか悲しいこととかを一切を忘れて、自由で大自然と一つになれる。そんな気がするからバイクに乗っているのが好きです。元々ぼくは、趣味のない人間でした。特別何かに、熱くなったりすることはなくて、こう、穏やかな毎日をのんびりと過ごしていましたね。しいていうなら、散歩や読書、お昼寝とか眠ることが趣味でした。オートバイというのは風景の一部としてとらえていました。

 

そんな、とある休日のことです。たまたま訪れた故人のガレージで、怖いくらい迫力のある大きなバイクを見たのです。そのバイクからはいくつもの線が出ていて、よくわからない装置に繋がっていて、恐らくはこの装置がバイクを維持しているのかなと思いました。それがどうにも病院の一室に見えて悲しくなりました。それからまたのんびりとした毎日を過ごしてたんですけど、ふと気がつくとあのオートバイを思い出していて、なんとか動かすことができないかなーって考えるようになってました。

 

後日、近くの教習所に行ったら、いきなり大型はだめなのでとりあえず中型からお願いしますみたいな。それで中型免許を取得してその3ヶ月後かな。晴れて大型二輪の免許を取得したという流れでした。その週末に早速ガレージに行って、バイクを出してぶらりと日本海の見える海岸沿いを走りに行きました。実際乗って思ったのが大型バイクはこんなにも大きいのかと。教習所の大型バイクは750ccだったんですけど、このバイクは排気量が1400ccあるんです。そのエンジンに小さいぼくがまたがって運転しているのがもう奇跡でした。でも、あの人が見た景色を今、自分も見てるんだなーって思うとなんかこう胸が熱くなりました。ぼくは主人じゃないからたまにしか動かしてあげられないんだけど、今は大分このバイクと仲良くなれた気がします。そもそもバイクに乗ろうと思ったきっかけが、このGSX1400っていうSUZUKIのバイクなので、ぼくにとってもすごく思い入れのあるバイクです。このオートバイをどうしても息子に残したいという遺言は大切に紡いでいかないといけないと思っています。月に2回程度、ガレージから出してお散歩に行くんですけどその時にいつも、手を振って見送ってくれる息子さんが少年の目というか、いつかぼくも乗るんだみたいな目をされているので、絶対に立ちごけはできないなと強く思っています(汗)。

 

今回は、とあるオートバイのお話でした。ちなみにぼくが乗っているのは教習車としても有名なCB400SFです。みなさんご存知のスーフォアです。162cmのぼくにはちょうどいいバイクだと思う。前にね、プロフィールに163cmって書いてたんだけどこの前はかったら、162cmでなぜか1cm縮んでいました。それでも大型バイクには乗れます。お相手はもりのいぶきでした。最後まで聞いてくれてありがとうございました。